~指導員のつぶやき~早寝、早起き、朝ごはん!10時就寝は遅い?寝る子は育つ!模範的な生活習慣とは?

小学一年生のフィリピンから来たAちゃん。
明るい性格で、いつも楽しそうにおしゃべりしてくれるのに
今日の日本語指導では表情がとぼしく、なんだかあくびばかり。
私の日本語指導がつまらないのかなあと思いながら、聞いてみました。

指導員「Aちゃん、どうしたの?あくび多いね。」
Aちゃん「つかれたー。」
指導員「きのう、何時に寝ましたか?」
Aちゃん「10時。」

10時・・・。小学一年生の就寝時刻、10時では遅いなあ。
眠いから、授業に集中できないのです。
子どもの成長に欠かせない成長ホルモンは、午後10時から出始めるようです。
そのことからも、早く寝ることが必要です。
日本の学校では、早い時間に寝て、早い時間に起き、朝ごはんを食べる
というのを徹底させようとしています。
1年のうちで1か月間、「早寝・早起き・朝ごはん」月間なるものをつくって
子どもたちに呼びかける学校もあります。
遅い時間に就寝すると朝早く起きられず、朝ごはんを食べる時間がとれません。
朝ごはんを食べないと、授業を受けるのに元気が出ません。
朝ごはんを食べない子のグループは、朝ごはんを食べる子のグループよりも学力が低いというデータもあります。

その日の指導終了後、帰り際にもう一度念を押しました。
指導員「今日は9時までに寝ようね。」
クラスメートB「9時は遅いよ!わたしは8時半に寝てる!」
クラスメートC「わたしは8時だよ!」
Aちゃん「(笑顔で)・・・」

生活習慣をあらためるには、保護者のサポートが大事です。
日本の学校に馴染んでいくために、子どもの健やかな成長のために
支えてあげられるとよいですね。

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