ネパールからきた子どもが日本の学校で過ごすときに知っておいてもらいたい3つの違い

皆さんはネパールについてどんなことをご存知でしょうか?都内の学校にはネパールから来た子どもたちも増えてきています。ネパールから来た子どもに日本語を指導しているビニタ先生が感じている、ネパールと日本の違いについてご紹介します。

違いその① YESの時の首の振り方

ネパールの子どもがいるクラスの先生にぜひ知っておいていただきたいことです。ネパールでは「YES」の意思表示をするとき、首をかしげるように左右に軽く頭を振ります。これが日本では「NO」の意味と勘違いされやすいようです。

違いその② 味

ネパールでは豆のスープや野菜のスープと一緒にご飯を食べます。
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ネパール料理はスパイスをたくさん使うので日本料理の味は物足りなく感じるネパール人が多いです。宗教上の理由でほとんどのネパール人は牛肉を食べません。白いご飯だけで食べることも慣れていません。そのため、日本の給食が食べられず、お弁当を持参するネパールの子どもが多いです。

違いその③ 保護者と学校の関わり

ネパールでは子どもが3歳で就学したら子どものことは学校に任せて仕事をする保護者が多く、子どもの学校生活に保護者が関わることはあまりありません。
ところが日本の学校は、保護者が関わらなければいけないことがたくさんあります。入学時に家で準備する持ち物がたくさんあり、家で宿題をチェックしたり給食当番の白衣を洗濯しアイロンがけをしたり、保護者が関わることが本当にたくさんあります。保護者に子どもの勉強や学校に関わってもらうよう、働きかけが必要です。

これらはほんの一例です。(同じネパールでも人や地域によって異なることもあります。)
日本人にとっては当たり前のこともほかの国からきた人にとってはびっくりするようなこともたくさんあります。
外国から来た方に日本のやり方を知ってもらうことも大切ですが、学校の先生や保護者の方々に、日本と違う文化や習慣について少しでも理解してもらうことで、子どもたちが楽しく日々を過ごせるといいですね。

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