日本の小学校、中学校の水泳の授業

日本の夏は暑い!
梅雨が明けて(例年7月の半ば)夏本番になると、35度を超すことも。
そんな日本の夏に、多くの子どもたちにとってうれしい水泳指導があります。
6月の下旬から夏休みをはさんで9月の中旬ごろまであるのが一般的です。
気温や水温、天候により、その日に予定されていた水泳指導が行われない場合もあります。

娘(小学3年生)の学校では雨天だと開催されないことが多いです。
また、水温と気温の合計が50℃以上の場合、指導が行われることになっています。

持ち物について

・水着(紺か黒)
・水泳帽子
・タオル
・水着用バッグ
・プールカード
女の子                 男の子
水泳,持ち物,女子,プール,ラップタオル,日本語指導  水泳,持ち物,男子,水着,ラップタオル,日本語指導,プール

娘の学校ではゴーグル、ラッシュガード、日焼け止めは原則使用しないことになっています。
事情があって使用を希望する場合、担任の先生か養護教諭に相談することになっていますが、学校によって違いがあるかもしれません。

プールカードについて

日本の小学校の水泳の授業に参加するのに絶対に必要なもの
それは、プールカードです。

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水泳の授業には水の事故の危険がともなうので
保護者は朝、子どもの健康を観察することを求められています。

先日、フィリピンから来たAちゃんの日本語指導に行ったときのことです。
とても蒸し暑い日でした。
水泳が得意なAちゃんは、その日に予定されていた水泳の授業をとても楽しみにしていて
水着などの用意もばっちりしてきていました。

しかし担任の先生は「Aちゃんはプールには入れない」と言っています。
プールカードを提出しなかったからとのこと。
プールに参加できないAちゃんは、体操着に着替え
プールサイドで見学することになりました。
Aちゃんは、たまたまその日プールカードを忘れてしまったというだけでした。

しかし外国から来たお子さんの場合
学校と日本語が堪能でない保護者との連絡がスムーズに
いかないという場合が多くあります。

水泳の授業に参加するにはプールカードの提出が必要だと保護者に伝わらず
子どもが水泳の授業に参加できないという例をよくききます。

また、たとえ保護者がプールカードを把握していたとしても
まだ幼いお子さんだとプールカードをお母さんにお願いするのを忘れることも
多いと思うので、保護者の方が毎日確認してあげられるといいですね。

どんなことをするの?

公立小学校の水泳指導の目的は
「体力をつけること、泳力を伸ばすこと」とされています。
具体的に何を学習するのでしょうか。

1~2年生は「たのしく水遊びをしながら水に慣れること」を
3年生以降は「クロール、平泳ぎの正しい泳ぎ方を身につけること」を目標に
水泳指導が行われているようです。

娘(小学三年生)の通っている学校では、水泳の技能検定があります。
彼女は先日クロールの50mの検定を受け、合格することができました。

1年ほど前から週に一度スイミングスクールに通っています。
クラスメートのなかにはクロール50m、平泳ぎ50mを泳げる子もいますが
クロールの15mの検定に挑戦中という子もいて、子どもたちの泳力はさまざまです。

スイミングスクールに通って、クロールや平泳ぎなどを習う子どもも少なくありません。
とはいえ、泳ぎを習いに行かなくても、お風呂で息継ぎの練習をしたり
市民プールへ行って練習することもできます。

水泳の授業に対しての苦手意識が芽生えないように
おうちの方がサポートしてあげられるとよいですね。

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