日本の小学校、中学校の給食とは?

日本の子どもたちの学校生活で楽しみの一つに、ランチタイムがあります。
お弁当持参やカフェテリアでランチを選んで食べたりする国や学校もありますね。

給食ってどんなメニューなの?

日本の公立の小・中学校では、自分の教室やランチルームで先生も一緒に
みな同じメニューの給食を食べます。
わたしの娘が通っている東京の公立小学校の
ある一週間のメニューをご紹介します。

給食ってどんなメニューなの

いろいろな肉や魚、野菜も豊富にとれる栄養たっぷりのメニューですよね。

主食もごはんやパン、麺などバラエティに富んでいます。
コーヒー牛乳やその他の飲み物が出される場合を除いて牛乳はほぼ毎日出ます。
アレルギーがある場合や宗教的な理由で
ある特定の食べ物が食べられない場合は先生に相談できますよ。

給食当番 給食着

日本の公立小学校、中学校では、子どもたちが配膳をします。
5人ほどのグループで、給食当番が構成され
ほとんどの場合、月曜日から金曜日までの一週間交替です。

これは東京都の公立小学校の給食着の例です。

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学校によってはマスクをするところもあります。
給食着は学校から貸し出されます。

その給食着を着た子どもが金曜日に持ち帰り
家で洗濯して、月曜日に学校へ持って行きます。

給食当番「いただきます」

給食着を着た給食当番の子どもたちがスープやごはんをよそったり
パンをお皿に置いたり牛乳を配ったりします。

当番でない子どもたちはトレーを持って給食当番の前に並び
料理が盛られた皿をひとつずつとっていきます。
すべての子どもたちに給食が揃ったらみんなで「いただきます」をします。
そうしてようやく給食が食べられます。

給食の時間では準備から後片付けの実践活動を通して
望ましい食習慣などを学んでいきます。

給食費について

給食は有料です。
保護者が負担する額は、月額4,000~5,000円(1食250円前後)

給食費の徴収方法はさまざまです。
指定した金融機関の口座から引き落とされるという学校もありますし
指定した金融機関に振り込むというところや
子どもが直接、担任の先生や学校の事務職員に手渡しするというところ。
またPTAと連携して徴収するというところもあるようです。

ちなみに私の娘は牛乳アレルギーのため牛乳は飲んでいません。
飲まなかった牛乳代は毎年年度末に現金で返金されています。

嫌いな食べ物

日本の給食は特別な場合を除いては
みんなが同じメニューを食べるというスタイルです。
苦手なものが出たらどうしたらよいのでしょう。

私の娘が給食で苦手なものは、多くの子どもの好物なのではないかという「杏仁豆腐」。
月初めにその月の「給食だより」が配布されますが、
彼女はくまなくチェックして杏仁豆腐がないかどうかを確かめます。

担任の先生によっては、食べ残しを出さないよう子どもたちに呼びかけたりしています。
ただ、食文化の違いによりどうしても食べられないモノもあるでしょう。
そのような場合は、保護者の方から担任の先生に相談してみてはいかがでしょうか。

食べ残し

小学3年生の娘のクラスでは、クラス全体で食べ残しを出さないように努めています。
米粒の一粒も大切にしようという担任の先生の方針で
苦手なものがある場合、食べられないものは友人に頼んで
クラス全体として残さず食べようと取り組んでいます。

私の区では、昔は給食の食べ残しを堆肥にしていたようですが
現在は廃棄さしているそうです。

担任の先生は、食料自給率の低い日本が
多くの食料を廃棄しているということを
子どもたちが学習することを踏まえ
食べ物の大切さを知ってほしいと話していました。

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